従来の一般的な列矯正は、その高額な費用や見た目の悪さから
治療に向けての第一歩が踏み出しにくいものでした。
このような状況を大きく改善するマウスピース矯正。
歯並びで本当に悩んでいる人に、もっと矯正施術を受けて欲しいという思いから、
各方面のプロ達が力を合わせて治療法の改善に取り組んでいます。
弾力性のある厚さが1 ミリ以下のマウスピースを利用した矯正方法です。
他の矯正に比べ装着時の違和感や不快感が少ない傾向にあります。マウスピースは透明で見た目に分かりません。患者様のお口の中の状態に合わせてオーダーメイドされたマウスピースを装着していただき、歯を動かしていきます。
約20年前に欧米でマウスピース矯正は開発されました。欧米や他のアジア諸国の矯正治療に対する関心度は日本よりも高く、更にマウスピース矯正は周りに気づかれずに矯正できることもあって大変注目されています。
マウスピース矯正での治療を行った人は世界で600万人以上と言われています。
日本でも芸能人やモデルが使用したのをきっかけに急速に普及しています。
通常1ヶ月を1ステージとしてファーストステップ、セカンドステップと、2ステップの交換を繰り返しながら、次のステージに進んでいきます。
症例により治療期間は変動し、前歯のみは半年以内、軽度症例は1年以内、それ以外は1年〜3年位の期間の治療となることがほとんどです。また1ヶ月〜3ヶ月毎に来院していただき、歯の動き具合を確認しながら、次のステージのマウスピースを製作します。
歯に金属などのブラケットと呼ばれる装着し、ワイヤーで歯並びを矯正する方法(ブラケット矯正)です。歯の裏側にワイヤーを装着する方法(裏側矯正、リンガル矯正)もあります。
一般的にどんな症例にも対応が可能ですが、ワイヤー矯正の場合、次のような症状が報告されています。
歯の表面を削ってセラミック製の被せものを接着し、歯を綺麗にみせる方法です。
歯を移動させる治療ではない為、口腔内リスクはそのまま残ってしまいます。
また、一度削った歯は元に戻すことができません。
例えば、前歯が重なっている症例の場合、前歯を削りその同じ狭いスペース内に前歯を2本作ることになるので今までより小さな前歯になりバランスが悪くなることがあります。旅行中などに被せ物が外れた場合そのまま旅行を続けなければならないリスクもあります。
マウスピースを装着することにより歯にライトフォース(弱い力)がかかります。
これを続けることで、骨の吸収と形成が繰り返し起こり、歯が移動させることができます。